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未経験からのエンジニア転職、プログラミング学習をサポートしています。

未経験からのエンジニア転職者向け!複数内定を獲得する人の4つの共通点

未経験からのエンジニア転職者向け! 複数内定を獲得する人の4つの共通点

 

未経験からエンジニアへの転職を目指す際、最後の関門となるのが選考活動です。

 

今回は、複数の内定を獲得している人たちの共通点を4つ紹介したいと思います。

 

これらの方々は、SESだけでなく、自社で受託開発を行っているSIerや自社開発企業からもオファーを受けています。

 

数年前、私は自社サービスを開発しているIT企業で人事部として採用担当を務めていました。そして、半年前から未経験者を対象としたエンジニア転職のサポートを開始し、大変ありがたいことに、何度かご相談を頂いております。

 

その中で、いくつかの共通点が浮かび上がってきました。今後もこのサポートを継続することで、さらに多くの気づきが得られると思いますが、現段階での共通点を、記録としても残す意味でまとめてみたいと思います。

 

主なポイントは以下の通りです:

 

①学習期間の長さ・密度
②応募数の多さ・応募する場所
③選考対策
④企業との対話の質


以下、これらのポイントについて詳しく解説していきます。

①学習期間の長さ・密度

学習

多くの方が本業の傍ら学習をされていると思いますが、内定を獲得する多くの方は、大体9か月~1年程度学習を継続しています。

 

内定を複数獲得する方の特徴として、色々な技術に手を出すのではなく、一つの技術に集中して取り組む傾向があります。

 

プログラミング言語は多岐に渡りますが、HTML/CSSを基本として、その後は一つの言語に専念しています。JavaPHPなど、選択する言語は人それぞれですが、学習期間中に複数の言語に手を出すことは少ないです。

 

重要なのは、習得すると決めた技術に対して、インプットとアウトプットを繰り返しながら集中して取り組むことです。

 

一つの言語をしっかりと習得すれば、他の言語の習得スピードは格段に速くなります。そのため、企業が複数の言語を求めていても、すぐにキャッチアップしてくれるだろうと判断できます。

 

また、前述の通り、インプットだけでなく、アウトプットも重要です。ブログやSNSはアウトプットの一つですが、学習過程で自分でシステムを開発することに重点を置き、アウトプットの量を増やしています。

 

多くのアウトプットがあると、ポートフォリオの質も向上します。実務経験とは言えないまでも、疑似的に実務経験に近しい練習を繰り返しているので、現場で活躍してもらえるイメージが湧きやすくなります。

 

学習期間だけでなく、アウトプットを繰り返しながら、その密度を高めることが大切です。

 

ポイント:

・一つの技術に集中して学習を進める
・インプットだけでなく、アウトプットの量と質にも注意を払う

②応募数の多さ・場所

企業

複数の内定を獲得している人たちは、多くの企業に応募しています。練習を含め、2~30社に応募する人が多く、さらに多くの企業に応募する人もいます。

 

また、それを多いとは思っていません。当然のこととして取り組んでいます。そもそも、簡単に内定がもらえるとは考えておらず、不採用になってもモチベーションは低下しません。

 

実際、企業の都合や文化、選考のタイミングなど、様々な理由で見送りになることがあります。その理由は、必ずしも応募者の実力だけではありません。多くの場合、その理由は明かされません。

 

一つ一つの不採用の結果を過度に気にするのではなく、次の選考に向けて気持ちを切り替えることが大切です。面接では、そのような前向きな姿勢も評価されます。

今までしっかりと学習を積み上げたという自信を持って、選考に臨んでください。

 

もし、技術的な質問に答えられない場面が多い、ポートフォリオに対する反応が良くない、または質問が少ない場合は、学習が不足している可能性が高いです。コミュニティやメンター等を利用して第三者に見てもらう事も含めて、再度学習をしてから臨むようにしてください。

 

次に、場所についてです。

 

色々な理由でエリアを限定するしかない方もいらっしゃると思いますので、必ずしもという訳ではありません。

 

しかし、東京や関東だけでなく、さまざまなエリアに目を向けることで、選択肢が広がります。

 

地域によっては、人材が不足している場合もあり、そのような地域の企業は、新しい人材をしっかりと育てたいと考えている企業もあります。

 

実際に内定先の選定をサポートさせて頂いた際に、前職迄の経験が魅力的で、そういった経験を持つ人とは中々出会えないということで、高い給与の提案を受けた方もいました。

 

未経験では、現実的にどんな企業でも受けられる訳では無いので、可能な限り選択肢を増やせる方法で取り組んで頂くとより内定獲得に近づけます。

 

ポイント

・とにかく応募数を増やす

・見送りには企業都合の理由もあるので、気にしすぎず、前向きに取り組む

・地域を限定せず、多くの企業との接触を試みる

③選考対策

選考

まず、選考を突破するためには、可能な限りの手段を活用することが重要です。転職サイトや直接の企業への応募、エージェントの利用、ココナラやSNSのコミュニティでのアドバイスの求め方など、様々な方法を駆使して成功に近づけようとしています。

 

転職サイトはもちろん、直接企業への応募も、エージェントも、ココナラやSNSのコミュニティでのアドバイスを求めることも含めて、あらゆる手段を使って成功を掴み取ろうとしています。

 

そして、一人での取り組みには限界があると認識しています。

 

私がココナラで転職相談を開始した際、何度か内定先の選定に関する相談を受けました。内定を複数獲得しても、知らないことや不安な点を解消するために、専門家のアドバイスを求める姿勢を持っています。

 

そういった姿勢や考え方、行動力が結果にも自然と表れていると感じました。

 

迷った時に、一人も悶々としながら、何となく決めるというような方は少なく、転職を成功させるという意識が強いのでアドバイスも積極的に求めている方が多いです。

 

次に、自己PRの重要性についてです。

 

人事部時代に感じていたことですが、エンジニアという職種のイメージからか、しっかりと伝えきれていない方が一定数いらっしゃいました。

 

やはり、未経験からエンジニアに転職となれば、技術力だけでは会社に貢献できると思わせることは難しいです。

 

なので、それ以外の部分で貢献できる経験・能力を伝えることは重要です。

 

マネジメントなのか、営業力なのか、外部折衝なのか、ドキュメントの作成スキルなのか、何かしら前職での経験や培ってきたことが少なからずあると思います。

 

それらをしっかりと棚卸して、伝えらえるように練習・準備をしてください。

しっかりと前職含めこれまでの経験やスキルを伝えるべきです。

 

その内容が、選考を受けている企業にとって、求めている能力であるならば、そのアピールによって、結果を好転させられる可能性があります。

 

ポイント

・さまざまな手段を駆使して選考に臨むこと。
・自己PRをしっかりと行い、これまでの経験やスキルを伝えること。

 

④企業との対話の質

対話

複数内定を得る方の多くは、転職がゴールではなく、その先のビジョンを持ち、それを実現できるのかという視点でしっかりと企業を見極めようとされている方が多いです。

 

なので、企業側に対して、どういう経験が積めるのか、どういうキャリアパスがあるのか、技術力の向上に対して企業としてどういう補助があるのか、色々なことを企業に問いかけています。

 

私が人事部時代に内定フォローまでやっておりましたが、面接中のみならず、最後の最後まで気になることがあれば質問をされていましたし、迷っていれば直接面談を依頼されることもありました。

 

未経験だからといって、受け身な姿勢で選考には臨んでいません。

 

可能な限り納得のいく結果を得るために企業としっかりと対話をして、判断するように意識している方がほとんどです。

 

企業側としっかりと対話せずに、未経験なのに採用してくれるからと二つ返事で内定を承諾してしまった場合、蓋を挙けてみれば、開発現場に半年間も入れなかった、全然違う業務をさせられた、ということになりかねません。

 

企業が募集を出しているという事は、人材を欲しているということです。

 

未経験だからと立場云々を気にするのではなく、面接や面談、その後内定を承諾するに至るまでに、聞いておくべきことはしっかりと聞くようにしてください。

 

そのような積極的でミスマッチを減らそうとする姿勢が、企業側へのアピールにも繋がります。

 

企業側も採用するのであれば、ミスマッチを防ぎたいのは当然ですので、企業側もしっかりとすり合わせが出来れば安心材料となります。

 

人生においても非常に大きな転機となる転職です。

 

望む未来を実現するために取り組んでいると思います。

 

後悔しないためにも、しっかりと企業を対話をし、見定める意識を持って取り組んでください。

 

ポイント

・転職をゴールにせず、その先のビジョンをしっかりと持つ

・そのビジョンに近づけるのかを企業に確認する

・立場云々考えず、ミスマッチを減らす努力を怠らない

まとめ

承諾

複数の内定を獲得する人たちの共通点を4つ紹介しました。

 

①学習期間の長さ・密度

②応募数の多さ・場所

③選考対策

④企業との対話

 

もちろん、これら以外にも多くの要因が考えられますが、今回取り上げたポイントは特別なテクニックを使っているわけではありません。

 

一部の方には「これは当たり前のことだ」と感じられるかもしれません。

 

とにかく、大切なのは、自分のビジョンを持ち、それを実現するためにどれだけ努力と行動ができるかです。

 

実際のところ、そういった行動がとれる人は多くありません。

 

学習だけでも相当時間と労力と人によっては費用を掛けていますし、その後は選考の対策、企業選びまでと本当に大変です。

 

だからこそ、最後の最後まで妥協せずに、諦めずにやり切れる人が納得のいく結果に辿り着けます。

 

未経験からのエンジニア転職というのは、本当に険しい道のりです。

 

簡単では無いと分かっていても、目指したいと思う理由があるから取り組まれていると思います。

 

最後の1社を決めるその時まで、納得のいく結果で終えられるように行動してみて欲しいと思います。

 

また、もし一人では解消できない悩みがあったり、不安があるようであれば、私のサービスに限らず、色々なプラットフォームやコミュニティ、SNS上で相談できる場所があるので積極的に活用してみてください。

 

やはり未知の業界の実情を知ることは中々難しいので、解決するためには、直接聞くことが一番の近道だと思っています。

 

私もTwitterではDMを開放しているので何か気になることがあればご連絡頂ければ答えますし、メンターやスクールに通っていて、相談できる先があるなら、遠慮なく使い倒して欲しいと思います。

 

この記事が、あなたの転職活動の助けとなることを心から願っています。

 

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